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公益法人の経理求人の書き方とは?求人掲載におすすめの場所も紹介


2024.10.31

公益法人が新たに経理部門の人材を求人する場合、求人票にはどのように書いたらいいのでしょうか?また求人票を求人サイト等に掲載してもらう前に、公益法人の経理採用でどのようなことを準備すればいいのでしょうか?

本記事においては、公益法人の経理求人の書き方について、その事前準備の仕方から書き方、公益法人向けの会計ソフトまで詳しく解説します。大事なポイントを整理したうえで求人票を出せば、自社が望むような経理人材が確保できるでしょう。ぜひ参考にしてください。

公益法人の経理採用で準備すべき3つの項目

公益法人の経理を採用する目的で求人する際、求人の書き方で準備する項目は以下の3つです。

  • 自社の魅力を整理
  • 明確な採用基準を作成
  • 採用する場所の検討

自社の魅力を整理

求める人材を求人で惹きつけるためには、自社の魅力をアピールすることは非常に重要です。そのためにはまず自社の魅力は何か、社内で会議してきちんと整理しておきましょう。整理ポイントには以下のようなものがあります。

  • 公益法人で働く意味
  • 魅力的な企業文化や特色ある職場環境
  • 他の会社と異なる点
  • 公益法人としての今後のビジョン
  • 充実した研修制度や教育体制等のフォローアップ
  • どんな人材が働いているのか

また、自社の活動を求職者が一目見てすぐに理解できたり、惹きつけられたりするような写真や動画も準備しておくことは、求人活動では極めて有効です。ただし、掲載内容によっては逆効果になることもあるので、写真や動画を選ぶ際には専門家に任せることも検討しましょう。

明確な採用基準を作成

公益法人の経理を求人する際、明確な採用基準を作成しておくことが大事です。そして、それを正確に求人票に反映させましょう。たとえば、応募資格に「PC操作ができる方」と書くだけでは、どのようなスキルを持つ人材を求めているのか明確に伝わりません。

このような書き方では多くの応募が期待できないため、しっかりと「どのようなスキルや経験を持った人材を求めているか」明示しておく必要があります。たとえば、「Excelやスプレッドシートを用いて計算業務や資料作成ができる方」のような具体的な書き方です。

また経理事務は簿記や会計の知識や資格の所持が前提となるため、それを求人票に明示するだけで応募者が減るリスクもあります。そこで求人票には、会計事務所で働いていたような経験者だけでなく、経理事務の未経験者でも採用するか否かもきちんと明示しておく必要があります。

その際、公益法人が導入している会計ソフトによっては、経理担当者が簿記等の知識がなくても慣れれば作業ができる場合もあります。応募者数を上げるため、求人票にその旨明示して、「未経験者可」の表示も検討してみましょう。 

採用する場所の検討

公益法人の経理求人を行う際には、どこで採用活動を行うかの検討が重要です。たとえば、オンライン求人サイトは幅広い求職者にアピールできることから、求人側としても効率的な形で人材を集められます。また、求職者も具体的な検索条件を入力できるため、最適な候補者を見つけやすくなります。

このように、ネットやSNSを活用することで、ターゲットを適切に絞り込むことができるため、採用活動に積極的に利用すべきです。さらに、経理などスキルが求められる求人であれば、会計・経理を専門とする学校に求人を出すことも効果的です。これにより、若年層や新卒者に直接アピールでき、将来の人材を確保するチャンスが広がります。

また、求人雑誌に広告を載せたり、地域で求人チラシを配布を行えば、インターネットを使わない世代にもアピールできます。このように、さまざまな採用チャネルを組み合わせることで、幅広い層から適切な人材を確保が可能となるでしょう。

公益法人の経理求人の書き方

いくら自社を良くアピールしたくても、内容を詰め込みすぎるのはよくありません。求職者は多くの求人票の中から自分の条件にあったものを探しているので、読み飛ばされないよう、まずは求人の内容はできるだけ簡潔に、かつ基本的項目をできるだけ具体的に書くことに徹してください。

職種名をハッキリ書く

求職者が最も関心を持つのは職種名です。そのため、職種名は明確に記載しましょう。採用後にどのような業務に従事する予定なのか、具体的に説明することが重要です。たとえば、公益法人の場合は、どの部署に所属し、どのような業務を担当するのか、といった情報を具体的に記載してください。

記載例:【公益法人の経理部門をご担当頂きます】

  • 経理関係業務
  • 上記に付随する業務

仕事内容をわかりやすく書く

職種名を示したら、次は求職者がイメージできるよう、具体的な仕事内容をわかりやすく書きます。たとえば公益法人の経理担当なら以下のように記述すると良いでしょう。

【経理関係】

  • 会計システム(○○会計)入力
  • 請求書発行
  • 経費精算(ソフト名)
  • 他、関連の経理事務

応募に必要な資格を書く

公益法人の経理担当に就くことを前提として、応募に必要な資格を記載しておくことも必要です。

【必須条件】

  • 経理部門での実務経験(業種未経験者も歓迎、社内でのフォローアップ体制整備)
  • 文書作成(ワード・ドキュメント等)、表計算(エクセル・スプレッドシート等)、プレゼンテーション(パワーポイント)等のパソコン使用のベーシックなスキル
  • 簿記3級以上

給与・年収の事例を書く

給与は応募の大きな判断材料となる重要な情報です。入社後に「聞いていたことと違う」とトラブルにならないよう慎重に記載しましょう。その際、給与水準と合わせて、正社員やパート・アルバイト等の雇用形態、賞与などの支給条件等も記載します。

【記載例】

  • 給与
    • 月給22万円~30万円(※月給は固定手当を含めた分)
  • ※残業代全額支給
    • ※経験・能力等を考慮の上、決定します。
  • 賞与
    • 年2回(6月・12月)支給(※各2ヶ月分 ※正社員のみ)
  • 昇給
    • 年1回(4月評価により)
  • 入社時の推定年収
    • 264万円~360万円 

休日・福利厚生の情報を書く

休日・複利厚生諸制度等に関する情報も、給与とともに応募者の大きな関心事です。特に近年はライフワークバランスを重視する傾向が強まっているので、いくら給与水準が高くてもそれだけで応募者が増えることはありません。応募者に魅力的な職種と認知してもらえるような形で、具体的かつ詳細な内容を記載しましょう。

【記載例】

  • 各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
  • 交通費支給(上限あり)
  • 残業代全額支給
  • 勤務手当(社内規定による)
  • 退職金制度有り(社内規定による)
  • 勤務の服装自由
  • 寮及び社宅完備
    • ※各手当、退職金制度の適用は正社員のみ

経理求人が集まらないなら公益法人向け会計ソフトの利用がおすすめ

もし公益法人の経理求人が期待に反して応募者が集まらない場合、公益法人向け会計ソフトの導入を検討してみてください。これらのソフトは、公益法人の経理作業でつまずかないように、経理・会計業務に特化して開発されています。そのため、作業者が簿記や会計・税務の知識に乏しくても、優れたインターフェースが業務をサポートしてくれます。

その1:WEBバランスマン

WEBバランスマンは、経理担当者が簿記の知識を持っていなくても簡単に扱える公益法人向けの会計ソフトです。このソフトの特徴として、伺書からの入力が標準装備されており、作業の効率化が図れます。また、変換マスタ機能が搭載されており、平成16年および平成20年の公益法人会計基準にも対応済みです。クラウド型であるため、アップデートにより常に最新の公益法人会計基準に対応でき、情報管理に関するセキュリティ性能も優れています。また、顧客のインフラ環境に応じてクラウド版だけでなく、オンプレミス版も提供されています。

参照元:WEBバランスマン

その2:PCAクラウド公益法人会計

PCAクラウド公益法人会計は、公益法人向けに設計された会計ソフトです。特徴として、会計区分や事業区分を自由に設定できるほか、レイアウトの編集機能が充実しており、操作性に優れています。平成20年施行の公益法人会計基準にも対応しており、他の会計ソフトとの連携も可能です。また、このソフトはクラウド型とオンプレミス型の2種類の提供形態が用意されており、組織のニーズに応じて選択できます。

参照元:PCAクラウド公益法人会計

その3:FX4クラウド(公益法人会計用)

FX4クラウド(公益法人会計用)は、複数の拠点や担当者が場所に縛られず利用できるクラウド型の会計ソフトです。名前の通り、公益法人会計基準に準拠した公益法人向けのソフトであり、非常に高い操作性と利便性を備えています。本ソフトの大きな特徴は、最高度のデータセキュリティ体制です。24時間365日、専門の担当者による厳重なシステム監視が行われているため、クラウド型でありながら、利用者は安心して活用できます。

参照元:FX4クラウド(公益法人会計用)

公益法人の経理求人に関するよくある質問

公益法人の経理求人に関してよくある質問は以下の2つです。

求人掲載は有料ですか?

求人掲載には、有料の対応先と無料で掲載できる対応先があり、選択肢はさまざまです。同じ求人掲載サイトでも、記載内容によっては一定範囲までは無料で掲載でき、ある程度を越えると有料になる場合もあります。有料プランを利用すると、自社の求人情報をより詳細に掲載できるだけでなく、求人サイト側でも目に付きやすい場所に優先的に掲載してくれたり、マッチング率が上がるようにサポートしてくれることがあります。

一方、無料の求人でもマッチングは可能ですが、多くの求人が同時に掲載されているため、情報が埋もれてしまい、応募者が増えにくいのが現実です。その点、業界別に特化した求人サイト(Webサイト)であれば、ネットの特性上、無料で利用できる先が多いことに加え、求人先が一定の掲載料を支払うことで、他の求人との差別化が図れる場合もあります。

応募はどれくらいの期間するべきですか?

求人の応募期間は、求人先の人材確保の必要度や緊急性、すでに確保している人材の状況に応じて変わります。一般的には、当初予定していた採用人数に達した時点で締め切るか、必要人員を確保し、これ以上の募集が不要と判断する時期まで応募期間を設定するのが合理的です。

掲載期間を長く延ばしたからといって、必ずしも応募者が集まるわけではありません。それよりも、掲載期間を空けて、一定の間隔で求人サイトに再掲載する方が、応募者の目に留まる確率が高くなります。著名な求人掲載サイトでは、求人の掲載期間は一般的に2ヶ月から3ヶ月程度が標準的です。

公益法人の経理求人のまとめ

公益法人の経理求人について、事前準備の方法から求人票の基本的な書き方、さらに公益法人向け会計ソフトの特徴を解説し、求人掲載におすすめの場所も紹介しました。求人票の書き方次第で応募者の数や質が大きく変わることに加え、掲載する場所によってもその効果が異なってきます。

また、経理求人の結果が芳しくなくても、公益法人向けに開発された会計ソフトを導入により、人材不足のカバーが可能です。ぜひ公益法人向けの会計ソフトを探しているならば、WEBバランスマンの検討をしてみてください。