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おすすめ会計ソフト6選!選び方も解説


2025.04.08

個人の帳簿付けや企業の会計業務を効率化するために、会計ソフトの導入は欠かせません。しかし、市場には多くの会計ソフトがあり、どれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。そこで本記事は、おすすめの会計ソフト6選を紹介します。

会計ソフトとは

会計ソフトとは

会計ソフトとは、企業や個人が会計業務を効率的に実施するために使用するソフトウェアのことです。一般的な機能として、売上や経費の記録、仕訳の自動化、帳簿の作成や出力などがあります。

特に、簿記や会計の専門知識がない人でも使いやすい設計のものが多く、規模や用途に対応するさまざまな種類の会計ソフトが導入されています。

企業に会計ソフトをおすすめする理由

会計ソフトの導入がおすすめな理由は以下の2つです。

会計事務の業務効率化

まずは、会計ソフトを利用した会計業務の効率化です。従来の手作業では、請求書の発行や仕訳の入力に多くの時間を要します。しかし、会計ソフトを活用すれば、取引データを一度入力するだけで自動的に仕訳が作成され、二重入力の手間が省けます。経理担当者の負担が大幅に軽減されるのです。

法改正に対応する

もう1つの理由は、法改正でルール変更に対応できることです。「消費税法」や「所得税法」、「電子帳簿保存法」などの会計関連の法律は定期的にルールが改正されます。会計ソフトを利用すれば、新しい法制度に対応したアップデートが自動的に行われます。

おすすめする会計ソフトの選び方

会計ソフトは、自社の業務にあった製品を選ぶことが大切です。そこで、会計ソフトの選び方を以下に3つ紹介します。

個人・法人向けの選択

会計ソフトを選ぶ際は、個人なら一般向けや個人事業主向け、企業なら法人向けを選びます。一般向けや個人事業主向けのソフトは、確定申告や青色申告に対応したシンプルな機能と操作性が中心で、帳簿付けや仕訳の手間を減らすことが可能です。

また、法人向けのソフトは、複数人での利用や部門別管理、決算書の作成、税務申告機能など、高度な機能を備えています。法人の規模が大きくなるほど、会計処理の複雑さが増すため、クラウド型やERPと連携できるものを選ぶと便利です。

業務フローや経理の方法に合致させる

2つ目は、自社の業務フローや経理の方法に合致することです。例えば、小売業や飲食業では日々の売上管理が中心となるため、POSレジや在庫管理システムとの連携機能が必要です。製造業では原価計算やプロジェクト別の収支管理が求められます。

経理の方法では、社内で処理するのか、税理士と連携するのかによっても、必要な機能が異なるのです。業務フローや経理の方法に合致するか、機能や仕様を確認します。

機能や連携をチェックする

3つ目は、会計ソフトを選ぶ際に、現在の業務に必要な基本機能が備わっているか、連携機能があるかを確認することです。例えば、機能には帳簿作成や仕訳機能に加え、請求書発行や給与計算、在庫管理などを搭載したものがあります。特に、他の業務システムとの連携が可能かどうかは、優先的にチェックすることが大事です。

「クラウド型」「オンプレミス型」の導入タイプを決める

4つ目は、会計ソフトの導入タイプを決めることです。ソフトの導入方法には、「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があります。

「クラウド型」はネット環境があればどこでも利用できるタイプです。データのバックアップや法改正への対応が自動で行われます。そのため、アップデート対応を気にせず手軽に導入することが可能です。

一方、「オンプレミス型」は、自社のサーバーにインストールするため、カスタマイズ性が高く、セキュリティ面での安心感があります。しかし、導入やコストの負担があり、拠点の異なる場所との連携に弱い側面があります。ただし、両者のメリットを組み合わせる「ハイブリット型」ではこの欠点の考慮は不要です。

おすすめの会計ソフト6選

おすすめの会計ソフト6選

ここでは、おすすめの会計ソフトを6つ厳選して紹介します。

freee会計(クラウド)

「freee会計」は、フリー株式会社が提供するクラウド型の会計ソフトです。2024年のクラウド会計市場では市場シェアの1位を獲得し、54万のユーザー企業数を誇ります。

初心者でも使いやすい操作性と仕様で、個人事業主や中小企業を中心に利用されているソフトです。また、確定申告や消費税申告にも対応しており、フリーランスやスタートアップ企業をサポートします。

参考:freee会計

弥生会計 オンライン

弥生株式会社が提供する会計ソフトの定番「弥生会計」のクラウド版が「弥生会計 オンライン」です。個人事業主から中小企業まで幅広いユーザーに対応しており、シンプルな操作性と充実したサポート体制が特徴です。会計処理が自動化されており、会計データの入力を減らすことができます。

また、税制改正にも自動で対応し、電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応していることです。無料プランから始められて、必要に応じて機能を追加できます。そのため、コストを抑えながら運用することが可能です。

参考:弥生会計 オンライン「クラウド会計ソフトなら無料で試せる弥生会計オンライン」

マネーフォワード クラウド会計

株式会社マネーフォワードの提供する「マネーフォワード クラウド会計」は、高い満足度と継続率を誇るクラウド型の会計ソフトです。経理業務の自動化と効率化を強力にサポートする機能が豊富にあります。

例えば、銀行やクレジットカードの連携のほか、POSレジ、請求管理システムとの連携も可能です。また、経理の状況をリアルタイムで確認できるダッシュボード機能も備えています。税理士との共有機能や部門別管理機能もあり、法人でも活用しやすい仕様です。

参考:MoneyForwardクラウド会計

ジョブカン会計

株式会社DONUTSの「ジョブカン会計」は、青色申告・確定申告におすすめのクラウド型会計ソフトです。操作性に優れており、オンプレミス型のような使いやすさをクラウド型で実現しています。

その上で、経理業務の効率化に役立つ集計機能や決算機能など多彩な機能を搭載しているのが特徴です。例えば、請求書作成や給与管理との連携が可能であり、会計業務を一元管理することができます。

参考:ジョブカン会計

勘定奉行

株式会社オービックビジネスコンサルタントの提供する「勘定奉行」は、大企業や会計業務の専門性が求められる企業向けの会計ソフトです。クラウド会計ソフトの高い市場シェアを誇り、実績として80万もの導入数があります。「オンプレミス版」と「クラウド版」が用意されており、自社のニーズに合わせた導入が可能です。

経理DXができるほど高性能で、高度な会計処理が求められる企業にも対応できます。また、部門別会計やプロジェクト別会計など、さまざまな管理形態への対応が可能です。ERPシステムとの連携も可能で、専門的な知識を持つ担当者が導入を支援するサポート付きです。

参考:勘定奉行「製品トップ」

WEBバランスマン

公益情報システム株式会社の「WEBバランスマン」は、公益法人向けに特化した会計ソフトです。公益法人の特殊な会計基準(平成16年/20年)に対応しており、法人会計に必要な機能を備えています。

また、クラウドのオプション連携では、電子保存や電子決裁の機能を使えるため、会計の管理業務が楽になります。一般的な会計ソフトでは対応できない公益法人の会計業務におすすめです。

おすすめ会計ソフトのまとめ

会計ソフトには、個人事業主から中小・大企業、公益法人向けまで、さまざまなニーズに応じた製品があります。会計ソフトを導入することで、経理業務の効率化や法改正への対応が容易になります。選ぶときは、業務フローや必要な機能を考慮し、自社にマッチしたソフトを選ぶことです。